朧月夜




何色にでも、どんな風にもなれる。




それが…俺という人間だった。




ただ人に言われるがまま全てをこなしてきた。









“何言ってるの。雅は、ちゃんと感情あるじゃない。…その頬に流れてるもの、それは感情でしょう?”






先生に会い、俺は生まれて初めて感情を知った。




嬉しい時に笑い、悲しい時に泣き…




嬉しい時に泣くこともあるのだと知った。