side 虎太朗
週末、土曜日。
blueは、慌ただしかった。
ユヅルさんと真季乃は、
親戚の結婚式で、
隣県に行ってしまい不在。
ただでさえ、
週末は客の入りが違う。
更に今日は、
パーティールームに予約が入っている。
花凛は料理の仕込みのため、
昼には厨房に入っていた。
俺も早めに来て、
パーティールームのセッティングを
今、終えた。
「虎太朗」
中山さんに呼ばれた。
「はい」
「今日のパーティールームの確認な。
運びは
俺と花凛ちゃんがやる。
モチダさんは、フロアの方とカクテル。
お前は
他のドリンクと洗い物だ。
グラスが大量に出るからな。
覚悟しておけよ?
あと、ドリンクの補充を確認しとけ。」
「分かりました」