七色セツナ。1




そんな2人と同じ
ソファに座る勇気もなく、
花凛は
恭弥の隣に座った。


「それで?

ユカ、もう少し詳しく話してくれる?」


花凛が促す。


「うん。

今日の委員会は、
作成済みの資料の読み上げだけの
予定だったの。」


「お昼休みにも言ってたよね」


「うん。

それで、途中でおかしいって話になって、
資料の訂正を頼まれて」


「誰に?」


宏晃の声が鋭くなった。


「えっと……

2年のオカダ先輩とか、芹沢先輩とか……」


「チッ」


出た。


王子の舌打ち。


「それで、始めは何人かでやってたんだけど、
どんどん帰って行って……

いつの間にか、一人になっちゃって。

校門を出たら、何人かの男子が

「あの子じゃねーか?」

って言ってるのが聞こえて。

何か嫌な感じがしたから、猛ダッシュしたの!

そうしたら、追っかけてきて...」