ユカの向かいのソファに座る
恭弥が答えた。
「え?恭弥くんが?」
「あ、電話してた相手って
会長だったの?」
花凛が恭弥を見る。
「うん。そうだよ」
「藤谷くん、助かったよ」
「どーいたしまして」
「あ、花凛ちゃん!
それココア!?」
現在、VIPルームに似合わない
1位のユカが叫んだ。
「そうだよ。
少しは落ち着いた?」
ココアをテーブルに置くと
「ちょっと、宏晃先輩。
ココアを飲むんで退いて下さい」
「ユカ……
僕よりココアが大事なの?」
「せっかく温かいんだから、
冷めたら美味しさ半減ですよ!」
「じゃあ、ユカは僕の足の間に座って?」
ユカは
宏晃の足の間に座らせられ、
お腹をギューっと
抱きしめられる。
「く、苦しい……」
それでもココアを飲むことを
止めないユカも大したもんだ。

