「明日は学校、お休み?」
「そうだよ。
体育祭の振替で」
真季乃が答える。
「じゃ、明後日
学校が終わったら来てくれる?
スタッフの紹介と、
仕事内容を説明するから」
「分かりました」
「いらっしゃいませ」
3人の客が入ってきて、
奥のボックス席に座った。
バーテンが接客している。
「ウチは一見さん、お断りだから。
常連の紹介がないと入らせない。
・・・昔、真季乃を守りきれなくてね。
真季乃の男嫌いは、僕のせいなんだよ……
だから、店に出るときも、
万が一を考えて、
真季乃は
カウンターから出さないのが基本。
ライブハウス側にも行かせないの。
客層が違うからね。
常連は真季乃の事を知っているけど、
常連が連れてきた
お客さんは知らないからね。
その分、
君たちがフロアに出てくれると助かるよ」

