七色セツナ。1





「明日は学校、お休み?」


「そうだよ。

体育祭の振替で」


真季乃が答える。


「じゃ、明後日
学校が終わったら来てくれる?

スタッフの紹介と、
仕事内容を説明するから」


「分かりました」



「いらっしゃいませ」


3人の客が入ってきて、
奥のボックス席に座った。


バーテンが接客している。


「ウチは一見さん、お断りだから。

常連の紹介がないと入らせない。

・・・昔、真季乃を守りきれなくてね。

真季乃の男嫌いは、僕のせいなんだよ……

だから、店に出るときも、
万が一を考えて、
真季乃は
カウンターから出さないのが基本。

ライブハウス側にも行かせないの。

客層が違うからね。

常連は真季乃の事を知っているけど、
常連が連れてきた
お客さんは知らないからね。

その分、
君たちがフロアに出てくれると助かるよ」