「バーテン...ですか?」
「今、2人いるんだけどね。
このモチダと、今日は休みの中山。
僕や真季乃も
カウンターに立ったりしてるけど
ライヴがある時は数も出るから。
もちろん雑用、掃除から始めてもらうよ。
このモチダについて、カクテル。
勉強してみたら?」
先ほどのバーテンが微笑んだ。
「いいんですか?」
「こんなイケメンが、
警備と雑用だけなんて勿体ない。
でも、ウェイターから勉強」
「ありがとうございます」
「で、次は花凛ちゃんね」
「私もなんでも。
週3くらいでも、いいですか?」
「花凛ねーさんのご両親は
グランドホテルのシェフなんだよ」
真季乃がユヅルを見る。
「あら、そうなの?」

