七色セツナ。1





「バーテン...ですか?」


「今、2人いるんだけどね。

このモチダと、今日は休みの中山。

僕や真季乃も
カウンターに立ったりしてるけど
ライヴがある時は数も出るから。

もちろん雑用、掃除から始めてもらうよ。

このモチダについて、カクテル。

勉強してみたら?」


先ほどのバーテンが微笑んだ。


「いいんですか?」


「こんなイケメンが、
警備と雑用だけなんて勿体ない。

でも、ウェイターから勉強」


「ありがとうございます」


「で、次は花凛ちゃんね」


「私もなんでも。

週3くらいでも、いいですか?」


「花凛ねーさんのご両親は
グランドホテルのシェフなんだよ」


真季乃がユヅルを見る。


「あら、そうなの?」