虫の居所が悪くなったのか。
不服そうな顔をしながら男子達は教室を後にした。
やっと目障りなの去った。
これで帰れる。
「あ、あの……。」
倒れこんでいた亮くんはいつの間にか立っていて。
私の方を向いていた。
「なに?」
「さっきはその、ありがとう。」
「いや、お礼言われるような事してないし。」
「でも助けてくれた。」
「あれは、私の気分が悪かっただけ。
別に亮くんのためじゃない。」
「り、亮くん!?」
「え、あ、ごめん。
名字、知らなくて。」
「渋谷です。」
「ああ、渋谷くん。」
「亮でいいよ。」
いいならつっこむなよ。
名前呼ばれただけで顔赤らめるし。
女子みたい。
不服そうな顔をしながら男子達は教室を後にした。
やっと目障りなの去った。
これで帰れる。
「あ、あの……。」
倒れこんでいた亮くんはいつの間にか立っていて。
私の方を向いていた。
「なに?」
「さっきはその、ありがとう。」
「いや、お礼言われるような事してないし。」
「でも助けてくれた。」
「あれは、私の気分が悪かっただけ。
別に亮くんのためじゃない。」
「り、亮くん!?」
「え、あ、ごめん。
名字、知らなくて。」
「渋谷です。」
「ああ、渋谷くん。」
「亮でいいよ。」
いいならつっこむなよ。
名前呼ばれただけで顔赤らめるし。
女子みたい。



