『うわぁー』


自分でも分かるくらい顔が紅くなってる。思わずその場に座り込む



『…って、姫…!?なにそれ』



「え"、あんた知らないの?」



『な、なにを…?』



「…はぁ、まぁ、彩だからなぁ。」



『だ、だから、なに?』



「彩は学校で1番可愛いって言われてるのよ?だから学校の姫だって」



『な、なにそれ…私なんかより可愛い子いっぱい居るじゃん。』



「相変わらず、ね。昴くんもこりゃ、苦労するわ。…そこがまた可愛いだけどね。」



ぼそっと愛美が呟かれた言葉は私の耳に届くことはなかった