「見てたよ?」



『え?』



「朝手つないで登校してたでしょ?」



『えっ』



「もう学校中で有名だよ?」



ニヤニヤしながら私のお腹をつんつんしながら言う愛美



恥ずかしくて手を払うけど学校中で有名なんて朝のアノ…



「昴くんもやるよねぇ?あんな目立つようにキスしてコイツに…ムグっ」



『愛美!』



慌てて愛美の口を手で押さえる



と同時にだから教室に入った時に強い視線を四方八方から感じたのかと何となく納得する



『……もうそんなに広まってるの…?』



愛美の口から手を離して恐る恐る聞く



「え?うん、だって学校の王子と姫が手繋いでキスまでしたらそりゃ広まるよねー。」