歪な彼カノ関係

俺はどうしようもなく彩に溺れてるんだって言えば顔を見せないようにか恥ずかしそうに俺の肩に顔を押し付けた彩



だけど、耳は真っ赤に染まっていてまた愛しいって気持ちが溢れた



どちらともなく離れたのはそれから数十分後



日が暮れて星が綺麗に光る頃



互いに抱きしめていた体を離し名残惜しいのを隠しながら手を繋ぐ



『愛美や佐藤にちゃんとお礼言わなきゃなー』



「うん」



俺の背中を押してくれたのは間違いなく幼馴染である愛美で。こうして今俺の隣で彩が笑ってくれてるのも愛美があぁやって俺を怒ってくれたから。あれが無かったら俺は失恋したと今頃嘆いていたかもしれない。