数分前に失恋したと思ったら今度はとんだ爆弾を落とした俺の好きな子



実感が湧かなくて目の前にいる彩をじっと見る事しかできない



「……す、ばる…くん…?」



何も言わない俺に不安になったのか不安そうな声が聞こえてきた



『彩…、好きだ、大好き』



彩をぎゅっと抱きしめて耳元で囁く



少しくすぐったそうに身を捩った彩。だけど、嬉しそうに笑う声が聞こえた



だけど、それは直ぐに止んで



「昴くんは…愛莉ちゃんが好きだったんじゃないの…??」



俺と顔を合わせるようにして聞いてきた彩の顔には不安しかなくて……。