「やっぱ絶対!何かあるよっ!」
突然、ダンッ…と音を立てて目前の机に両手をついたタカちゃんのその剣幕に、紅葉は思わず目を丸くした。
「な…なに?タカちゃん、どうしたの?」
お昼休み。
食事も終わってぼーっとしながら、本日何度目かの襲い来る眠気と密かに闘っていた。すると、何処かに行っていたらしいタカちゃんが教室に戻るなり勢いよくこちらに向かって来たのだ。
何のこと?と首をかしげていると「本宮くんのことだよっ」とタカちゃんは興奮気味に声を上げた。
タカちゃんの話を要約するとこうだ。
圭ちゃんと磯山さんが付き合っているということに納得出来ないのだという。それは、私の立場を気遣ってとか、もともと彼女を良く思っていない等の感情論ではなく、二人の様子を見ていて不自然な点があるらしいのだ。
磯山さんが圭ちゃんを好きだというのは以前から分かりやすかった位なのだが、圭ちゃんの態度が好き合っているそれではないというのがタカちゃんの見解だった。
「だって、好きな子と一緒にいる顔じゃないよ。あれは!」
タカちゃんは尚も興奮気味に語る。
『付き合っている』と周囲に言いふらしている磯山さんとは対照的に、圭ちゃんは終始困ったように沈黙を保っているらしい。朝も帰りも一緒に登下校していても、ニコニコ顔の磯山さんに反して圭ちゃんはいつも何処かうわの空なんだとか。
「普通、付き合いだしてすぐだったら、もっと幸せ色がにじみ出る筈でしょっ?本宮くんがクールでシャイだとしたってあれはない。第一、本宮くんそーいうキャラじゃないじゃない?」
「うーん、確かに…」
圭ちゃんは表情豊かで笑顔が可愛いタイプだ。
突然、ダンッ…と音を立てて目前の机に両手をついたタカちゃんのその剣幕に、紅葉は思わず目を丸くした。
「な…なに?タカちゃん、どうしたの?」
お昼休み。
食事も終わってぼーっとしながら、本日何度目かの襲い来る眠気と密かに闘っていた。すると、何処かに行っていたらしいタカちゃんが教室に戻るなり勢いよくこちらに向かって来たのだ。
何のこと?と首をかしげていると「本宮くんのことだよっ」とタカちゃんは興奮気味に声を上げた。
タカちゃんの話を要約するとこうだ。
圭ちゃんと磯山さんが付き合っているということに納得出来ないのだという。それは、私の立場を気遣ってとか、もともと彼女を良く思っていない等の感情論ではなく、二人の様子を見ていて不自然な点があるらしいのだ。
磯山さんが圭ちゃんを好きだというのは以前から分かりやすかった位なのだが、圭ちゃんの態度が好き合っているそれではないというのがタカちゃんの見解だった。
「だって、好きな子と一緒にいる顔じゃないよ。あれは!」
タカちゃんは尚も興奮気味に語る。
『付き合っている』と周囲に言いふらしている磯山さんとは対照的に、圭ちゃんは終始困ったように沈黙を保っているらしい。朝も帰りも一緒に登下校していても、ニコニコ顔の磯山さんに反して圭ちゃんはいつも何処かうわの空なんだとか。
「普通、付き合いだしてすぐだったら、もっと幸せ色がにじみ出る筈でしょっ?本宮くんがクールでシャイだとしたってあれはない。第一、本宮くんそーいうキャラじゃないじゃない?」
「うーん、確かに…」
圭ちゃんは表情豊かで笑顔が可愛いタイプだ。



