そう言って心尋は自分の席に戻っていった。


ほんと私のお母さんみたい。


いや、どっちかというとお姉ちゃん?


まぁどっちにしろ保護者的なものには変わりないや。


私は次の授業が始まるまで少し時間があったから、ふと朝倉悠汰の席の方を見てみた。


どうせまた1人で本でも読んでいるんだろうなと思ったけど違った。


いや、本を読んでるのは思った通りなんだけど、あいつの机の前に1人男の子が座っていて。