「おっと♪こんなこと考えているうちに待ち合わせ場所に着いちゃったし!」

考え事をすると、いつの間にかすっごく時間が過ぎている。

今日は懐かしい中学の時の仲間に会う約束。

六角の仲間と、おんなじくらい大切な友達。


「あっ!いがちゃん♪久しぶり!」

向こうから近寄ってくるドン、こと井口マユコ。

川島とアネゴもジャスト到着したところみたい。

凄く懐かしいメンバー。こうやって集まるのって、どれくらいぶりだろう?


「みんな、久しぶり~っ♪」



嬉しくって、思わずみんなのもとに駆け寄って、

あと数歩…4~5歩で近づくところだった。





目の前がパァっと光ったのは。

いや、光ったなんてもんじゃなくって、

光りすぎて、暗くって、

そのあまりの眩しさに、

キャラでもないな……気絶しちゃったのは。




「ファンタジー小説の主人公じゃあるまいし…。」

意識が薄れる瞬間、こんなことを考えてた。