翌朝―。 ふーさんを見送った。 本当にこれで最後。 最後のお別れ―。 ふーさんが好きだったコブクロの桜が流れていた。 ふーさん本人の希望で『もし、私が亡くなったら、最後にコブクロの桜を流して欲しい』とふーさんの息子さんに言っていたそうだ。 そーいえば、仕事の時も有線で流れると、喜んでたっけ―。 『私、コブクロが好きなんだー(笑)』 笑顔で言ってた。