「美味しいね!幸ちゃん♪」



頬いっぱいに、サンドイッチを詰め込んで喋る美亜に笑いそうになる。



「あははっ〜美亜ハムスターだ!!」

「ちょっと奈々美っち!?」



俺が言いたい事を奈々美が代わりに言ってくれたのと、ほぼ同時に聞こえた声。



「美亜〜?中森美亜ちゃん〜」

「はい?」



その声に返事をした美亜。


教室のドアの方へと移動する美亜に目線を移す。