「幸ちゃーん♪」



そう言ってオレに向かって手を大きく広げて抱き着こうとする…。



「やめろっての〜!」



それを片手を差し出して阻止する…。



美亜の小さい顔面を掴んだ為、
美亜は何だか苦しそうだ。



「幸ひゃん…!だいふき…。」
(幸ちゃん…!大好きッッ♪)



そう…。
オレがここ数年、美亜が苦手な理由…。



それは何故か美亜はバカみたいにオレに付きまとうからだ…。