赤く腫れた目。 だけど、何気なくした俺の行動が嬉しかったみたいで すぐに笑顔になった。 「幸平〜。打ち上げあるんだけど美亜と来るよね?」 奈々美がそう言って門から出ていくのが見えた。 美亜と過ごした3年間。 それが、この門を出ると過去になる。 でも…過去になる前に。 やり残したことがある。