卒業証書が配られる中で、美亜は号泣していた。 さっきまで笑っていたのに、泣いてる美亜や、怒った美亜。 たった少しの事で一喜一憂できる美亜は凄いと思う。 「ぐしゅ…え〜ん…。」 「おい…いい加減泣きやめよ。」 「だってぇ〜ヒクッ…。」 卒業式が終わった今も、まだ 泣き止まない美亜。 「ほら…泣き止め。…な?」 そう言って頭を撫でて顔を覗き込む。