急いで袋を開けようとする美亜に少し笑えてくる。 「ぷ…はは。…ほら。貸してみ?」 「え…?うん。」 飴の袋を開けて、中身を美亜の口に入れた。 「どう?うまい…?」 「……。」 そう聞きながらコーヒーを飲む。 だけど美亜からの返事がなくて美亜の方を振り向いた。 「美亜……?」 「……。」 俺がそっちを振り返ると、美亜は何故か目を少し赤くして… そして大きい目をもっと見開いてびっくりした表情をしている。