小さいときとは違って…。 顔も、髪も。それに美亜は、ただの幼なじみじゃなくなった。 少なくとも、俺の中で…何かが変わった。 心地よい寝息を立てている美亜の頭を軽く撫でた。 「美亜。俺、お前の事好きかも知らねぇ…」 無意識にそう呟いたときだった。 ガラッ!!とドアが開いて、息を切らした英太と奈々美が姿を見せた。 とっさに美亜の頭を撫でていた手を離す。