保健室。 消毒液や、シップの匂いがツンと鼻をつく。 あれから美亜を保健室に連れてきて、ベッドに寝かせた。 保険の先生は脳震盪を起こして気絶してるだけだから大丈夫と言っていた。 すやすやと眠っている美亜。 栗色に染まった綺麗な長い髪。 よく見ると、美亜はいつのまにかこんなにも大きくなっていた。