「美亜!!」 扉を開けた俺の目に飛び込んできたもの。 それは、水でびしょびしょになった美亜と、ケバイ化粧が取れかけて怖い顔になったギャル先輩の姿だった。 「幸ちゃん…?」 「幸平…?」 不思議そうな顔をした美亜と先輩の声がトイレに響き渡る。 つーか。何なんだこの有り様。 するとそんな俺を横に先輩の声が広がった。