そんな俺の気持ちと重なるように美亜の声が聞こえた。 「そりゃ…幸ちゃんは美亜のこと、何とも思って無いかも知れない…。」 「……。」 「でも…!それでも良いんだ!!幸ちゃんが何とも思っていなくても…美亜が幸ちゃんの事、大好きだからそれでいいの!!」 「きれい事いってんな!!」 先輩の悲鳴にも似た声が聞こえたけれど、それも感じ取れないくらい… 美亜のその言葉は俺の胸に響いた。