「大丈夫…?どこか悪い…?」


そう言って、私の顔を覗き込んでくる郁くん。


「えっ…!? 私泣いてる…、!?」

今気がついた。
泣いてるどころか大号泣。
やばいやばい。メイクがっ…
そういつもなら思うけど、目の前に郁くんが
いる事が信じられなくて涙が止まらない。


「ごめんなさいっ…郁くんに会えて嬉しくて…」

「泣くくらい俺の事好きでいてくれてるの?…そんなの俺だって嬉しいよ…(( ぽんぽん」

もう、こんなに泣いちゃって…
やばい子だと思われちゃうよ…










「ほらっ!笑って!写真撮るんでしょ?」


あ、そうでした。
イベントの本来の目的を忘れてました。
いっぱい、どうやって一緒に撮って貰うか
考えて来たのに、全部ふっ飛んじゃった…