昇降口に貼ってある紙を一生懸命
覗こうとする真咲さん
紙の前には新入生達が沢山いて
真咲さんは背伸びをする
「ごめんね〜吹雪くんのクラス見ようと
したんだけど…
みんな背が高くて見えないや(^-^;」
困った様に笑う
「大丈夫ッスよ。オレが見るんで」
俺は背が人より少し高いから
余裕で紙が見える
名前を探していると1年3組の所に名前があった
「俺、1年3組みたいです」
「3組だね!さっそく行こっ!」
そんでまた手を掴まれる
強引な人だな〜なんて思いながら
ついて行く
俺は急いで靴箱を探して履き替える
「こっちだよ〜」
真咲さんは階段をドンドン上がっていく
3階についたら右に進んで
一番端の教室についた
「ここが3組だよ!」
「ありがとうございました」
「ううん!迷惑かけて本当にごめんね!
私、2年2組だから困った事があったら
いつでも頼ってね!」
小さな体を揺らしながら真咲さんは
去って行った
気を取り直して中に入ると
既に何人かいて自席に座り友達と話している
俺も黒板に貼ってある座席表を見て
席に座った
俺の頭には真咲さんの笑顔が浮かんでいた
また…会える…よな?
2年と話す機会とかあんのかな
部活何してんのかな
色々質問したいと思ってしまう
「…なぁ!!なぁって!!」
ハッと気づくと俺の前の席に
眼鏡を掛けた男子がいた
「やっと気づいたな〜」
そう言って笑う

