もしかしたら、私のこの髪と目が今更ながらに異質だと、考えたのかもしれない。
そう思ったらもう、ここに居たくないと自然に柄を持つ手に力が入ってしまい、そのまま顔を見せないように俯いてしまった。
そんな時だった。
すぐ後ろから地の這う様なおぞましい声が響いたのは。
「…お前か、娘…。」
後ろで誰かが話し始めている。
娘とは私のことだろうか、と顔を上げるとそこには、金髪の青年や今まで黙っていた青い髪の青年が剣をこちらに向けている。
「…ほう、この剣を持てるか。…流石異質の娘だな。」
”異質”
私はその言葉を、何回も”あの場所”で聞いていた。
「…やっぱり……、私は…。」
どこにも、受け入れてはもらえない。
居場所がない。
「娘。その異質な力を我のためには使わないか?」
くっくっと笑いながら何かが私に近づいてくる。
流石にここまでうるさく異質と連呼されると、こちらとしては、なんというか心にグサッとも来るが、同時にイラッともくる。
もう黙ってほしいと願いたいところだが、黙らせたい時は力で黙らせた方がいいと誰かに聞いたことがある。
定かではないが。
「…あの、異質異質うるさいです。」
「ほう、口答えするか。」
といっても、力がないのでこの軽い剣を使おうと思う。
テテーン、3秒説明ー!
しっかり柄の所を握って後ろを振りまきます。
そのまま敵に振りかぶる。
と、真っ正面から来ると思わせておいて、スライディングー。
「うぐっ…」
後ろいたのは黒い装束をきたおじさんで、丁度剣は脇腹に当たったらしい。
