「…あのー?」
「……っは!!」
見とれていた……。
イケメンとはほんとに存在するのか。
感嘆する私とは対称に目の前の彼は、困惑していた。
が、私の姿を見て何も言わないのでちらりと様子を伺うとそこにはまだ困惑している彼がいた。
………あぁ、私の髪と目のことかな
「…あの、貴方のお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「…?」
何を思ったのか目の前の彼は私に名前を聞いてきた。
言ってもいいのだろうかと少し悩んだが、公園で一人いた私を良心で心配してくれたのだろうと納得をして、名を名乗った。
「…雪、明塚 雪(あかつか ゆき)です。失礼ですが、貴方は?」
「…………あ、えと。」
「?」
急に口ごもってしまった彼に対し、疑問が浮かんだがこんなにもイケメンだから、もしかしたら俳優とかアイドルとかやってるのかもしれない。
「あ、無理なら大丈夫ですよ。」
あははと笑いながら手を振ると、彼は慌てたように「違います」と言ってきた。
無理しなくていいのになぁと一人感心していると、彼は何故か突然青ざめてしまった。
私はどうしたのと言おうと口を開いたが、その前に足元が強く光る。
眩しくて腕で目を庇うと同時にカバンを落としてしまい、それから更に体全体が何かに覆われた。
「…っ」
次の瞬間私は何かに包まれたまま、目映い光に包まれその世界から姿を消した。
