「ほんと?!」

「うん、じゃあ僕は美術室に戻って色をつけてくる」

「それ...私もついていっていい?」

「...いいよ」

目をキラキラして話す彼女。
その瞳には抗えない僕は彼女と美術室へ向かった。

ーガラッ


入るとそこは油絵と絵の具の匂い。


そこにキャンバスを置いて色を塗り始めた。
後ろでは彼女が見ている。