その時、持っていたスケッチブックが風に飛ばされ、地面に落ちた。



『_颯くん、愛してる...』


「、っ..奏、?!」



そう聴こえて振り返るけど誰もいない。



ふとスケッチブックを見てみると



「ははっ、馬鹿だなぁ...」



最後に描いた奏の絵のページの横にこう記されていた。