開いたら奏を思い出しそうで、奏が生きていると思ってしまいそうで。 でも、1年経った今、僕はまたスケッチブックを開こうとしている。 今、開かなきゃいけないとそんな気がしたんだ。 「ねえ、奏....」 桜が咲いた木を見上げる。 「奏、会いたい...君に..っ、会いたい...っ」 そう呟いたその時、 _ブワッ 風が吹いて桜が舞い、桜の雨が降る。