__奏が居なくなって1年が経つ。



相変わらず僕の世界はモノクロのまま。


奏を失ってから僕はまるで魂が抜けたかのように暮らしていた。


僕は、何をしているんだろう...


気を抜くと奏の笑顔が脳裏に浮かぶ。


彼女が亡くなって僕はスケッチブックを開かなくなった。



いや、開けなくなったんだ。