「奏、ほら、見て。 僕描いたんだよ、奏、っ、」 そう言って微笑むと彼女は嬉しそうに涙を流した。 「あ、りが、と...嬉し、い..」 そんな彼女は今にも居なくなりそうで、 「...この絵、奏のために描いたんだ、お願い、まだ逝かないで、奏...僕は、僕は...! 君がいなきゃ、絵なんてかけない...!」 そう言うと彼女は優しく、 「だい、じょ、ぶ..そ、く、なら、かける..よ......」 ああ、もう彼女は死ぬんだ。 僕は分かってたじゃないか。 なのにこんなにも大切な人失うのは、辛い。