「だから僕は君と一緒にいたい。」


その言葉に静かに涙を流した。


その様子にふっと笑がこぼれる僕は彼女がとても愛しく思えた。


「君が好きだよ。」


すると彼女は初めて出会った時のような柔らかい綺麗な笑顔で、



「私も颯くんが好きだよ」




そうして僕らは生ぬるい風が頬掠めるある秋の日。




街が見渡せるこの病室で、