ただずっと考えていた。


「にゃあ」


その時どこから入ってきたのか黒猫が近づいてくる。


その猫は僕に寄ってくる。


「なんだ、お前迷子か」


そう言って黒猫を抱き上げると嬉しそうににゃあと鳴いた。


その時猫の首にキラッと光る首輪がついてるのを見つけた。


「飼い猫か..?」


首輪を見てみると、そこには『音色』と書かれていた。


「音色...?」