彼女のフルートの音が耳を澄ませば聞こえてくる。



あの透明な、透き通った音色は彼女にしかきっと出せないんだと。


あの日、夏祭りの日。



彼女はどうして僕にフルートを聴かせたのか



そしてなぜ姿を消したのか。