星が降った日


「....どうしたの?」


そう聴くと彼女は答えた。


「颯くんにねここで私のフルートを聴いてほしかったの、この、星空の下で」


眉を下げ困ったように笑う彼女はどこか寂しげだった。


「..聴いてくれる...?」


不安そうにそう聞く彼女は震えていて緊張が嫌という程伝わってきた。



「もちろん、聴かせてくれる?」



そう言うと彼女は嬉しそうに微笑み、演奏を開始する。



「〜♪」



....この曲はキラキラボシだ。



まるで切なそうに、それでも一生懸命に。


ブワッと鳥肌が立つ。



その演奏は僕がいままで聴いた彼女の演奏のなかで、一番僕の心を震わせた。