「んー、そうだなぁ」 しばらく考え込んで目を伏せる逢。 まつ毛、長いなぁ… 彼女の綺麗な顔をじっと見つめていると、クリンとした大きな目が俺を捉えた。 「私は、多分恋人に一番甘えられないと思うなぁ」 「それは…なんで?」 こんな、ぐいぐい聞いていいのか。 引かれねぇかな。 不安に思う俺に対して、彼女は何ともないように答えてくれた。 「んー、私の性格なのかな。人が少し苦手でね、そういう特別な人にこそ、自分のことを知られたくないんだと思う」