君はいないのに今日も空は綺麗で、僕は泣いてしまった。



明日から、また高校生活が始まる。

もう、同じことは繰り返さない。


逢がこの世界から消えないように。

逢の笑顔をずっと、見ていられるように。


「帰るか〜」

入学式も終えて、担任の話も終わってほとんどの人はもう親と教室を出ている。


俺は母さんが今日も仕事だから親は来ていない。

理久と日向は親と帰るみたいだけど、逢はバスで来てたよな…


「じゃ、また〜」

理久と日向はそう言って帰っていった。