君はいないのに今日も空は綺麗で、僕は泣いてしまった。



二度目の高校の入学式は、多分前となんの変わりもなくたんたんと進んでいった。

一年が教室へ戻ると、周りはみんな自己紹介をしたり話したりしている。


俺のとこには、やけにテンションが高い理久が来ていつも通りたわいもないことを話していた。


「ついに高校生か〜!何か楽しみだな」

俺はこれから経験したことや勉強したことをまたしなければならないわけだけど、退屈な日々にならなければいいな。

「そうだな」


顔が緩んでいる理久にクスリと笑いながらそう短く返すと、くそイケメン…となぜだか怒られた。