君はいないのに今日も空は綺麗で、僕は泣いてしまった。


『お疲れっした!!』


部活が終わって、家に着くと俺は急いで手紙を読んだ。


手紙の内容は至ってシンプルで。

たくさんある行の真ん中にちょこんと、けれどしっかりとたたずんでいた。




“私と付き合ってください”




心臓が、これでもかと言うほどに、大きく鳴るのがわかった。

母さんが風呂に呼んでいる声も聞こえなくて、耳には何の情報も入ってこない。


真っ白なレターセットをずっと見つめながら、逢の恥ずかしそうな顔を思い浮かべた。

綺麗で、どこか可愛らしくて少し小さな字。


いっぱいいっぱい考えた挙句に、こんな短い文になったんだろうな…

なんて考えながら、俺はニヤける顔を片手でおおった。


ケータイをカバンから出してメッセージアプリを開く。