俺と逢は、“恋人”だ。
だけどきっと、俺の片想い。
逢は、きっと──
きっと、俺のことを好きではないのだろうなって、見てて痛いほどにわかる。
それでも、必死に俺を好きになろうとしてくれているんだろうな、ってことも…
ほんとうに……
痛いほど。
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『俺、逢のこと好き』
『付き合ってほしい』
帰り道に君の背中をおって出した言葉は、俺の心臓の鼓動が人生で一番大きくなった瞬間だと思うほど緊張した。
『……え…』
いつも俺の目を真っ直ぐに見て笑ってくれていた君は一度も俺の目を見ずにただ戸惑ったような声をあげる。
俺の言葉は、ただ君を困らせただけだった。
あの泣き出しそうな、困ったような顔を見た時に
あぁ、ふられるんだな…って思ったのに。
『少し、待ってほしい…』
なんて、君は戸惑いながら言った。

