「なぁ、逢……」 「俺な…?」 ずっと。 ずっとさ。 君を想えば想うほど、 胸が熱くなって。 息苦しくて。 それでも涙は出なくて。 何も、何も感じなくて。 「逢が好きだよ」 『なーくん』ってまた呼んでよ。 俺のこと好きじゃなくていいから。 またそばに来てよ。 もっと、こっちにおいでよ。 なぁ、逢。 逢いたいよ…… 目を閉じて君を浮かべる。