ゆっくりと立ち上がって、俺と同じ行動をした幸に微笑む。 視線を息子から墓石へとうつして、いつまでも変わらないであろう想いを声にのせた。 「逢、今もずっと、変わらず愛してる」 あの頃は少しこっぱずかしくて、簡単に言えなかったこの愛の言葉も、もう君に何度も伝えられるよ。 「ずっと、ずっと、俺の愛を贈るから」 冷たく佇んだ四角い石にそっと触れる。 「おれも!母さんにいっぱいいっぱいおれのあいをあげたい!」 お前にはまだ早いよ。なんて笑って、くしゃりと小さな頭を撫でる。