空気が一瞬にして凍った。



「バスが、スリップしたそうだ」


グッと堪えても、何かが溢れてきて

止めどなかった。



なぁ、逢。



今朝、なんて言ったの。


俺の夢で、なんて言ってたの。








『ずっとね、好きだったよ』