「…な、ぁ、くん」








「……っ…あ、う……?」





「なーくん」





「…く、ぅっ…あ、ぅ…」




初めて、この世界で呼んでくれたその名前が


今、これで最期なんて。




『なーくん、雪が綺麗だよ』







なぁ、逢。



お前は、残酷だね。