「……寝れねぇ」 授業中はあんなに眠いのに、いざ寝ようとすると目が冴えてしまうのはなぜなのだろう。 『別れる?』 朝に自分で言った言葉を今更後悔する。 あの時、彼女はどう思ったんだろう。 何を考えて、何を思って 『なーくんがそうしたいなら』 なんて言ったんだろう。 「わかんねぇよ……逢…」 左目からゆっくりと流れた涙は、欠伸をしたからだと自分にさえ言い訳をした。