君はいないのに今日も空は綺麗で、僕は泣いてしまった。




「逢」


聞き慣れた、心地いい声が聞こえて肩と心臓が跳ねる。


「…な、ち」

「まだ帰ってなかったの?裕也は帰った?」

那知はそう聞きながら私の隣へ座る。

「あ、うん。歩くのがゆっくりだったから、間に合わなくて…次のバスもうすぐ来るよ」

告白されたとか、言えない…な。

「裕也とは何か話した?」

その話題はまだ心臓の準備が…


「あ、いや、えっと……」

みるみる赤くなっていく私に那知は何か気づいたようで、あぁ…と声を漏らした。