「………」
ずっと外を見てる君の綺麗な顔が、窓に反射して
そのなんとも言えない表情が俺の気持ちを沈ませていく。
ねぇ、なんてただの呼びかける声でさえも少し震えて情けない。
「なぁに?」
彼女のふわりと包み込むような優しい声が、心地よくて落ち着く。
けれど、今から言う俺の言葉に逢はどんな反応をするのかな。
「……逢は、俺に好かれてる自覚ある…?」
俺の語彙力では表せないほど大きいこの気持ちが、当の本人に伝わってないとなると、けっこうしんどい。
爪が食い込むくらい手をぎゅっと握りしめる。
痛さで、少し不安も消えるかと思ったけれど、全然そんなことはなくて、痛いし、不安だ。

