悶々とこんなこと考えていても時間はすぎるし、特になんの変化もなく日々は巡る。 「…いってきます」 部活の朝練があるから、俺は早く家を出るけれど、逢の朝は俺よりももっと早い。 一時間ちょっとかけて、バスで学校に通っているらしい。 「…あ、逢」 バスに乗り込むと君はいつもの席に座っていて、俺はその通路を挟んだ横に座る。 「おはよ」 「…、……おはよう」 ぎこちない、だけど少しだけ頬を染めてそう笑う逢。 「……なーくん、雪が綺麗だね」